東京テアトルの優待券でキネカ大森で見てきた。天気の子に続いて2作目。三谷幸喜の脚本らしく、テンポのいいコメディがサクサク進んで退屈せずに最後まで見られる。支持率が2%台まだ落ち込んだり、アメリカの大統領が突然日本語で話し始めたりは喜劇としてもちょっと違和感を感じるところではある。記憶を失くしたことをいい事に、スキャンダルを全部自分からカミングアウトして弱みでなくしてしまうのが物語のキーか。それにしても、官房長官が暴力団の繋がりよりも、ゴルフボールの投てきの方が弱みになるあたり、人間が持つセコさと、その後ろめたさが弱みになると感じる。