久しぶりの映画感想。人気作だけあって面白かった。
格差社会が生み出す歪みをユニークに、且つ強烈に描いた作品。
韓国の就職率は一流大学でも50%程度だそうで、就職できず院への進学も留学もしない人は、非正規社員として月給は150万ウォン(15万円程度)となってしまうそう。
この映画でも「警備員の募集に500人来た、しかも大学卒ばかり」というようなシーンがあるが、決して大げさではないとの事。
半地下に住む貧困家族が、セレブ家族の家庭教師、運転手、家政婦となって職に就くことに成功するが、セレブ家の地下には追い出した前家政婦の夫が4年以上も住んでいて。
最後は凄惨な事件の末、父親が地下に潜むことになるという皮肉なEND。