久しぶりの読書感想。
新型コロナによるリモート環境の浸透により、一気に早まったIT環境の広がり。
ここで述べられている11社とは以下を指す。
■IT
②アマゾン
■他
⑥Netfrix(動画サービス)
⑦テスラ(電気自動車)
⑧インポッシブル・フーズ(大豆肉)
⑨ロビンフッド(証券手数料無料化)
⑩クラウドストライク(セキュリティ)
⑪ショッピファイ
・テクノロジーの進化と大資本により、業種の壁は簡単に壊される。
⇒アマゾンがアマゾン家電を揃えて「アマゾンホーム」で不動産に参入するかも
今話題のアップルカーも然り。
・ハードでもソフトでもなく「体感」が軸になる
⇒顧客ファーストが軸となり、グーグルは検索履歴を元としたレコメンドが検索前に表示される など。
・データを制する者がビジネスを制す
⇒クラウドやデータサイエンティストにより、収集されたデータを活用する方法が多様化されてきた。
今後は業種を定めず、顧客ニーズによって柔軟に業種チェンジ・追加できる企業が勝つ
■今後激変する業種
①運輸 電車からロボタクシーへのチェンジ
②セキュリティ クライアントのアンチウイルスから、クラウドのクラウドストライクへ
③ヘルスケア ウェアラブルデバイスによる健康測定でデータを取得、医療情報をクラウド化して、全国の医者に共有できればカルテも自動的に共有される。アップルやグーグルが本格参入すれば、従来の医療機器メーカは淘汰されるかも。
■2025年までに危ない業界
・小売り 特に百貨店
・金融 金融のeコマース化 銀行などは裏方に徹して生き残りを図る
・Sier 日本の企業システムはオンプレが殆どだが、クラウド化が進むと淘汰が進む。
■5年後必須の5つのスキル
①英語
③データサイエンス ディープラーニング カグル
④プログラミング Python
⑤ビジネスモデルが読める 身の回りで使われているサービスが、どんな構造になっていて、どうやって利益を得ているのか。
例)QRコード QRコードの裏側でどのようにビジネスが回っているか、など。
常に学び、持っている「タグ」を増やす。その組み合わせが人材の希少性を作る。
クラウド、AIの進歩は世の中を大きく変えていく。それを予測し、いかに順応していくかが重要。また、テクノロジーの進化は「世の中を豊かにするため」である。決して格差を拡大するためではないことを忘れてはいけない。