【読書感想】THINK BIGGER
今回は「最高の発想を生む方法」を描いた書籍。新しい発明は天才だけが生み出せるものでなく、この方法を知っていれば誰でも作り出すことができる。
その方法とは既存の異なる2つ若しくは幾つかの要素を組合わせるというもの。新しいものごとはそれらを作る要素が新しいのではない。要素を組み合わせる方法が新しいのだ。自由の女神を作ったバルトルディや印象派を作ったピカソを例にする。バルトルディは自由の女神をデザインするのに、以下のモチーフたちを組合わせた。
①巨人像 エジプト アブシンベル神殿のラムセス二世像
②ポーズはフランスの「真実」という絵画から
③冠はフランス国璽のイラストから
④顔は自らの母親から
ピカソも従来の写実的な絵画に、マティスという画家の絵画とコンゴで見た彫像を組合わせて、新しい「印象派」を作った。
このように要素の組合せで課題を解決することが発明と言える。
・課題を明確化する。 課題の設定は最も重要である。
できるだけ具体的に。遠すぎず近すぎない、もう少し頑張れば達成できるレベルが良い
THINK BIGGERのロードマップ
・ステップ1:課題を選ぶ 解決すべき課題を正しく選ぶ
・ステップ2:課題を分解する 小さなサブ課題に分解し、5~7個に絞り込む
・ステップ3:望みを比較する 「自分」「ターゲット」「第三者」の3つの視点
・ステップ4:箱の中と外を探す 既に存在する解決例を探す。この際、自分が認識していない知識外、業界外の例を探してくることが重要
・ステップ5:選択マップ パズルのピースを全て並べ、いろいろな方法で組み合わせ、ぴったりはまる組合せがみつかるまで、それを繰り替えす。
・ステップ6:第三の眼 他人が自分のアイデアの中に何を見るのかを理解する。
(フィードバックや評価を求めることではない)
課題の階層を上げ下げして「スイートスポットを探す」
選択マップを作る
望みの三角形
各解決策の全体像スコア
望みを表す形容詞の例
課題のマトリックスの例
新しいものを生み出すには領域外の探索が不可欠である
選択マップ
サブ課題を深めていく方法
イノベーションの起こし方
限られた時間で纏めるには内容が濃すぎるので写真の連続になってしまった。
しかし、これを知っておき、何度も習得して理解を深めることは、仕事や生活のステップをアップしていく有用な方法になると思った。
身近なことから実践して習得していきたい。
再度にもう一度整理すると
・イノベーションとは幾つかの要素の新しい組み合わせである
・明確で正確な課題を定めることが必要
・メイン課題を幾つかのサブ課題に分解する
・領域内と外の解決例を調べてくる。特に外の例は新たな解決策に繋がる。
・第三者の眼を加え、他人が自分のアイデアに何を見るかを確かめる。
以上