xsalaryのブログ

ごく平凡なサラリーマンです。平凡な日々に刺激を与えるため、ネタになることを集めて書いていこうと思います。

【読書感想】世界のビジネスエリートが身につける教養としてのワイン

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久しぶりの投稿。主なワインの生産地は、フランス、イタリアが二大産地。次いでスペイン、ドイツ、ポルトガルなど。これらヨーロッパが旧世界。新世界として、アメリカ(カリフォルニア)、チリ、アルゼンチン、オーストラリア、中国、日本などが挙げられる。

■フランス

フランスにワインが伝わったのはローマ帝国時代といわれ、ジュリアス・シーザーがやせた土地でも育つ葡萄を生かし、ワインづくりを広めたのがきっかけと言われる。その後、キリスト教の普及とともにヨーロッパ全土に広がっていった。

フランスでは法律でワインの品質を厳しく管理している。使用可能なブドウ品種、最低アルコール度数、ぶどうの栽培・選定方法、ワインの醸造方法や熟成方法まで産地ごとに細かくルール決めがされている。

ボルドー

ボルドーの土壌は砂利質で土地は瘦せているが、水はけが良く、ぶどうの栽培に最適。気候も日射量も適していた。そのため、一面のぶどう畑が広がっている。シャトーと言われる製造所は立派な城の外観である。これはフランス革命後に逃げ延びた貴族や名士が再び畑を買い戻したため。

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五大シャトーはラフィット、マルゴー、ラトュール、オー・ブリオン、ムートン。

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ラフィット・ロートシルト 2008

ブルゴーニュ

ボルドーに比べ建物も牧歌的で質素な醸造所である。これはフランス革命後に畑が農民に割り当てられ、更に代替わりして、その息子たちへと割り振られて、小規模な醸造所が多くなったため。

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ブルゴーニュの風景

畑にもわずかな格付けがされているのみ。グランクリュ(特級)と頂点として4段階。代表的なブランドはロマネコンティ。

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ブルゴーニュワイン

他にもシャンパーニュ地方のシャンパンなどがある。

■イタリア

イタリアではフランスのような厳格な法律はなく、緩い管理と質によりフランスほどの名声は得られていない。これはイタリア人の気質にも関係している。

イタリアワインは各地の郷土料理とのマリアージュが土地ごとにあり、チーズや生ハムなどとの組み合わせは数多い。肉料理と赤ワイン、魚料理と白ワインなど。国土が南北に長いので、各地で個別の郷土料理が発展している事とも関係している。

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世界のエリートの話題にワインが上がることはよくあると言う。自分は高級ワインには縁がないが、蘊蓄程度で知っておくのは悪くないと思う。